LEAP OVER REPORT

2018/09/17

【Report No.3】自治体パートナー仙台市・白川氏インタビュー

MURCアクセラレータLEAPOVERのパートナーインタビューシリーズ、第一弾として、自治体パートナー仙台市のキーマンである白川裕也さんにインタビューしました。インタビュー記事は、LEAPOVERの仙台市出身の渡邉がお届けします。

 

 

課題先進地と呼ばれる東北エリアは地域課題が山積。スタートアップとの協働に大きな期待


解決したい地域課題を挙げると、仙台、ひいては東北エリアには、少子高齢化・人口減少から起こる様々な課題に加え、防災やロジスティックス(物流の自動化)、山間部の獣害対策等、解決したい課題は挙げればきりがありません。こうした課題を、行政だけで解決しようとしても難しくいので、新しい技術を持ったスタートアップと、どう一緒に取り組んでいくか、という観点が重要だと考えています。
仙台市としての取り組みとしては、国家戦略特区を通じた規制緩和や実証支援はもちろん、事業者からの要望があれば、新しい特区メニューを設けることで、チャレンジングな事業環境を創出するような動きも加速化させています。例えば、ドローンの実証実験を積極的に行い、自動飛行の実証を進めることにつなげています。

 

仙台市特区ウェブサイト 

 

 

特に関心が高いテーマとしての高齢化問題


深刻な課題の一つとして、市内の郊外団地の高齢化が挙げられます。高齢者が多く住む地域で、暮らしの質を維持するためにICTを使って何ができるか、といった視点で、検討を進めています。その中で、暮らしの質を向上するICTサービスを対象とした「LIFE‐Tech INNOVATION」という取り組みを進めています。具体的には、ICTを活用した課題解決に資するサービスの開発支援・実証実験を、市がサポートするものになります。

 

 

仙台市内で増加するスタートアップ向けファンド


仙台市においては、スタートアップ、ベンチャー企業を対象としたファンド組成が増えています。東北大学による大学発ベンチャーを主な対象としたファンドをはじめ、地元地銀が中心となったファンドや、地域の起業家支援団体が組成したファンドも出てきています。こうした金融面の整備によって、社会課題を解決するスタートアップにとっては、事業を進めやすい環境が整ってきたと考えています。

 

東北大学ベンチャーパートナーズ 
株式会社MAKOTO 「ステージアップファンド」設立のお知らせ

 

 

スタートアップ向けイベントが目白押しの仙台市


また、スタートアップを対象としたアクセラレーションプログラムや、各種支援プログラムも多く実施しています。集中支援プログラムとして、急成長を目指すスタートアップ向けのTOHOKU GROWTH Accelerator、ソーシャルビジネス向けのTOHOKU SOCIAL INNNOVATION Acceleratorの2本を実施しています。
今年7年目となるSENDAI for Startups!は、地方最大級の起業イベントです。仙台でスタートアップが最も盛り上がるイベントです。

 

SENDAI for Startups!
TOHOKU Growth Accelarator

 

 

最後に~参加スタートアップへのコメント~


MURCアクセラレータLEAPOVERの参加スタートアップの皆さん、仙台や東北をフィールドにした事業を検討したいというニーズがありましたら、ぜひご相談いただければと思います。市としてできることは、全力でバックアップさせていただきます!

 

 

白川裕也氏

仙台市 経済局 産業政策部 産業振興課 創業支援係起業・創業支援担当主任 / Public Connector。
秋田県大館市生まれ。東北大学卒。東北の経済を活性化するような仕事がしたいという想いを抱き、仙台市役所に入庁。
キャリアのほとんどを経済局産業政策部で過ごし、企業誘致、復興特区制度企画・運営、中小企業金融支援を担当。2013年からは起業支援業務を担当し、仙台市起業支援センターの立ち上げ、国家戦略特区制度や社会起業家支援プログラム、国内初の広域アクセラレーションプログラム「東北アクセラレーター」の企画・運営などを担当。行政と民間の垣根を超えて、東北を盛り上げるため、様々な活動を行っている。

 

 

戦略コンサルティング第2部 渡邉 睦

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