LEAP OVER REPORT

2018/09/27

【Report No.6】自治体パートナー大阪市・大塚氏インタビュー

MURCアクセラレータLEAPOVERのパートナーインタビューシリーズ、今回は大阪市のキーマンである大塚肇氏に電話インタビューしました!

 

 

大阪市内での実証実験フィールドの提供を通じた付加価値の高い新たなビジネスへの機運醸成・創出を志向


大阪市は西日本の中心的な都市であり、ビジネスの集積地であることから、地方エリアのような地域課題という意味の注力テーマというものはありませんが、全国的にもものづくり企業の集積が高い結果、生産性向上のためIoT化の機運が盛り上がっています。
一方、メイントピックとして、2025年の万博誘致を挙げることができます。このタイミングを見据えながら実証実験を進めていくという方針を持っています。
その中で、IoTやモビリティー関連分野などが今後ますます注目されてくるものと考えています。大阪は万博の会場の実証実験に留まらず、万博をきっかけにして広く取り組みをPRしていきたいと考えています。
またこうした動きは、大阪市のみにとどまらず、大阪府・大阪商工会議所含め一丸となって取り組んでいくことになります。

 

 

大阪市内には、スタートアップ向けの各種サポート機能が充実


今、大阪市は、ソフト産業プラザTEQS(テックス)という先端技術を活用したビジネスの サポート拠点を持っており、企業支援を専門とする「大阪市都市型産業振興センター」とロボットスキル・ネットワークに強みを持つ「i-RooBO Network Forum」の両団体で構成するプロ集団「AIDOR共同体」を結成して運営しています。
ここでは、インキュベーション機能として、スタートアップ向けのオフィススペースを提供しているほか、IoTなどの先端技術を活用したビジネス創出に特化した支援を行う「AIDORアクセラレーションプログラム」なども実施しています。
そして、セミナー・イベントとして、テクノロジーセミナー等、様々なテーマで実施していることも特徴です。
一方、大阪駅北側のうめきた・グランフロント大阪内には、大阪イノベーションハブ(OIH)もあります。
ここでも、スタートアップを対象としたピッチの場や、アクセラレーションプログラムを提供しています。

 

ソフト産業プラザTEQS
OSAKA INNOVATION HUB
AIDOR ACCELERATION

 

 

プロスポーツ拠点が集積する舞洲地区の活性化につながるものに注目


今年度の大阪市の取組みとして、舞洲地区のプロスポーツ施設を拠点とした実証実験誘致に注力しています。バスケットボール、サッカー、野球それぞれのプロ球団が拠点とする施設が舞洲地区の盛り上げに向けて連携しています。
それ以外にも、複合商業施設のATCもフィールドに、現在、複数の実証実験案件を調整しています。その中にはスタートアップが活躍するものあります。
大阪でのビジネス展開を考えているスタートアップであれば、大阪以外を拠点にしていても構わないというスタンスでいます。
実際、他エリアを拠点にしている多くのスタートアップが、大阪をフィールドにした実証実験を検討しています。
複合商業施設&スポーツ施設を使ってIoT・ロボット分野の実証実験ができます!

 

 

最後に~参加スタートアップへのコメント~


大阪はこれから 100年に一度のイベントのタイミングが目白押し(万博、IR誘致、G20開催)のエリアといえます。
大阪駅の北側のうめきた地区は、西日本で最後の一等地とも言われ、現在開発が進んでいるエリアであり、これからの新しい付加価値をどう作っていくかという点で、社会的に関心を集めやすい場所でもあります。
また、AIDOR事業の拠点である湾岸沿いに産業集積ができつつあり、ネットワークが構築しやすく、チャンスが多いので、ぜひ生かしてほしいと思います。

 

 

大塚肇氏

大阪市経済戦略局 立地交流推進部 イノベーション担当(事業創出)
2005年に大阪市に奉職。福祉、都市魅力行政を経て、「ヒト・モノ・投資」を呼び込む使命をもつ経済戦略局立ち上げ時から経済行政に関わる。
文部科学省にて大学発ベンチャー創出の新規事業企画等を経て、現在、イノベーション担当係長として実証実験支援の仲介等を行う。
「誰もが応援したくなる」大阪発のAIDOR(アイドル)事業者を育てるため日々奮闘中。

 

 

戦略コンサルティング第2部 渡邉 睦

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